前回の復習
・例題1 日本学生支援機構が行う奨学金制度(貸与型)のうち、第二種奨学金は無利息である。
・解答✖️ 解説:第一種奨学金は無利息であるが、第二種奨学金は利息付である。
・例題2 住宅ローン金利のうち固定金利選択型は返済期間のはじめのうちは変動金利で、変動金利期間が終了したあと、変動金利か固定金利かを選択できるローンである。
・解答✖️ 解説:固定金利選択型は、返済期間のはじめのうちは固定金利で、固定金利期間が終了したあと、変動金利か固定金利かを選択できるローンである。
・例題3 元金均等返済は、毎回の返済額が一定の返済方法をいう。
・解答✖️ 解説:元金均等返済は、毎回の返済額のうち元金部分が一定となる返済方法である。毎回の返済額が一定となるのは、元利均等返済である。
今日の科目
・1 社会保険
・社会保険とは
・社会保険の種類
・社会保険のポイント
・2 公的医療保険
・公的医療保険とは
・公的医療保険の種類
・公的医療保険のメリット
・3 今日のまとめ
1 社会保険
・社会保険とは

社会保険とは、病気、怪我、老後、失業などのリスクに備えて、国が運営する公的な保険制度のことです。
・社会保険の種類
社会保険の種類には、主に5つの保険があります。一つずつ紹介していきますね!
・①健康保険(医療保険)
・病気や怪我をした時の医療費をカバー
・会社員は『健康保険』、自営業は『国民健康保険』に加入
・出産手当金や高額療養費制度などのサポートもあります
・②年金保険
・老後や障害が残ったとき、遺族が遺族年金を受け取れる
・会社員は『厚生年金』、自営業は『国民年金』に加入
・③介護保険
・40歳以上が加入し、介護サービスを利用するときに補助が受けられる
・④労災保険
・仕事中や通勤中の事故・怪我・病気に対する補償
・⑤雇用保険
・失業時に『失業手当』などが支給される
・教育訓練給付金など、スキルアップの支援もあり
・社会保険のポイント
・強制加入:会社員やフリーランスなど、働き方に応じて加入義務がある
・給与天引き:会社員は給料から保険料が引かれる(会社も一部負担)
・公的なセーフティネット:病気や老後の生活に役立つ
つまり、社会保険は『人生のリスクに備える公的な保険制度』というイメージを持っておけば簡単に覚えれそうですね!
2 公的医療保険

・公的医療保険とは
公的医療保険とは、病気や怪我をしたときに医療費の一部を国が負担してくれる制度のことです。日本では『国民皆保険制度』によって、すべての国民が何らかの医療保険に加入することが義務付けられています。
・公的医療保険の種類
日本の公的医療保険は、大きく分けて職業によって加入する制度が異なります。
1. 健康保険(被用者保険)
・対象者:会社員、公務員など
・種類
・協会健保(中小企業の会社員向け)
・組合健保(大企業・公務員などの独自の保険)
・特徴
・会社と労働者が保険料を折半(半分ずつ負担)
・出産手当金・傷病手当金などの給付がある
2. 国民健康保険(国保)
・対象者:自営業、フリーランス、、無職の人など
・特徴
・保険料は世帯単位で計算され、全額自己負担(会社負担なし)
・出産手当金・傷病手当金がない(例外あり)
3. 後期高齢者医療制度
・対象者:75歳以上の人(または65歳以上で一定の障害がある人)
・特徴
・医療費の自己負担割合は1割(所得によって2〜3割)
・保険料は年金から天引きされる
・公的医療保険のメリット
① 自己負担が軽減される
②高額療養費制度(医療費が一定額を超えると払い戻しが受けられる)
③傷病手当金(会社員)(病気や怪我で働けない間の収入補償)
3 今日のまとめ
・社会保険
1.全員が加入する仕組み(国民皆保険・皆年金)
2.病気・老後・介護・失業・労災に対応する5つの保険がある
3.会社員は保険料を会社と折半、自営業は全額自己負担
つまり、社会保険は『もしもの時に備えて、みんなで支え合う』仕組みです
・公的医療保険
1.国民全員が加入(会社員、自営業、無職の人も)
2.医療費は3割負担(または1〜2割)
3.高額な医療費をカバーする制度もある(高額医療費制度)
4.会社員は傷病手当などの保障もある
つまり、病気や怪我をしても安心して治療を受けられる仕組み
今日の科目は以上です
僕も少しずつですが保険制度などの仕組みを覚えていっています。まずは簡単にサラッと読み流す程度で覚えて、その後詳しく覚えていけばいいと思います。明日も頑張っていきましょう!